2011年3月21日月曜日

春季彼岸会併せて東日本大震災衷心廻向法要

 やや弱い雨が降っている。風も少々。午前中の
計画停電が回避された為か、多くの人出がある。


 東京都下・立川市泉町の真如苑・応現院では、
「春季彼岸会併せて東日本大震災衷心廻向法要」
が、行われた。東門から入り駐輪場前へ、食堂裏手
の自動販売機で缶コーヒーを一杯。一服つけて食堂
を抜け境内へ、弁才天堂のガラス戸越しに中で修法
の姿が見える。護法の神々へご挨拶の後、本棟一階
のエントランスに入る。奥のエレベータの混雑が見える。
 計画停電が回避されたとはいえ、地震の影響で節電
が呼掛けられていると言うのに、エレベータ脇の階段で
上がる人はほんの僅か。まあ、法要の為に帰苑して
最初にやる事が「缶コーヒーで一服」な私が人の事を
言えた義理ではないのだが…。


 今日のメイン式場は二階「如来の間」。彼岸会のような
準大祭には、全幅一丈六尺(4.8m強)の涅槃像が安置
されている、ご宝前が使用されるのだが、おそらく節電の
為だろう、同じ涅槃像が祀られている、より小規模な部屋
が選ばれていた。(*1)


 真如継主さまのご入場、法要が始まる。読経の中に
諸精霊の供養。理趣経、大般涅槃経如来性品…。
不動明王慈救咒、地蔵菩薩咒、ご讃題をいつもより
多い回数唱えた…。


 継主さまのお話。不動明王慈救咒、地蔵菩薩咒、
ご讃題をいつもより多い回数唱えた理由。被災地への
応援など。6/9(*2)に配布する予定の陶仏(地蔵菩薩)
の紹介。地蔵菩薩は曼荼羅の中では、身を荘厳しているが、
いざ衆生の救済に赴く時は、身の荘厳を離れ、釈杖を
突き、どこへでも行く…。「被災地の復旧や援助に取組む
べき」との声には現在、被災地への援助に取り組んで
おり、今後も継続して取り組み続けるとの事。


法要後、三階ご宝前から、二階のメイン式場まで階段を
通じて放送用ケーブルが伸ばされていた。設備的には
例外的な措置となっているらしい。


 ある意味、この地震で一番影響を受けたかもしれない
行事が、智流学院(*3)の3/13に予定されていた
修了・卒行式。4月の入行・進行式と合併との事。
来週の真如教主常住祭は無事に行われるのだろうか?。


 退苑する。一階エントランスは今回の地震の義援金の
募金や、亡くなった方の供養の申し込みだろうか、ごった
がえしている。いつもなら営業する食堂も、食材が入らない
そうで、只の休憩スペースとなっている。節電の問題も
ある。速やかに帰宅しよう。無事に今日の法要に、立ち
会えた事。文筆を生業としていた先祖への想いを深くする。


合掌




以上は、いわゆる「信じている者」の内面です。読み苦しい
所がございましたら申し訳ありません。どうかご容赦下さい。


当日の様子はこちら


(*1)3/15に行われた
「常楽会併せて東北地方太平洋沖地震復興祈願」
と同じ部屋。


(*2)教導院さま祥月ご命日、立川市柴崎町の
新装なった発祥精舎への、地蔵菩薩さま(現在
応現院に安置)遷座の予定。

(*3)「真如苑の教師」を養成する学校

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