2017年9月7日木曜日

慧燈応現法要 -常住讃制定-

 2017年9月6日、小雨。昨日は大規模停電による鉄道
の混乱や、旅客機の緊急着陸等、大規模な交通機関トラブル
があり、今朝もそれらについての報道が続いている。本日は
予て常住讃制定をいよいよ迎える事となった。
 この常住讃、苑主代表が海外等の一般公開する法要等で
唱え始められたもので、その法要での扱われ方から外向きの
傾向が感じられたため、以前からこのブログの文末の結びに
も、慣用的に用いらせて頂いていたものが、本日改めて公に
制定されたものである。

 メイン式場は応現院御宝前、内陣の登壇席は通常左右二列
づつだが、本日は左右とも三列。真如苑の最高意思決定機関
教議会のお歴々もほぼ全て登壇している様だ。11:00開式、
奉讃文を次期苑主指名の鳥飼尚之教務長が奉読する。読経、
心中祈念の直前の五遍は従来通り。公式の法要ではこれが
最後になるのだろう。読経が終わり苑主瑞教にて全苑教徒
初の常住讃唱和となる。五遍唱和したが一回毎にあるいは
高くあるいは低く唱える音調は、真如苑の今迄の声明にも
見られなかったものだ。併せて、本日の法要で祈念込めた
木札についての説明。先に発刊された親苑時報9月号にも
詳しいが、通常の縦型ではない、正五角形に近い木札の
上部に常住如来の種字を、中央に常住讃を配し、裏面には
開祖霊祖・両童子の夫々のモチーフが描かれているこれは
木札というより、むしろ真如霊界の中核を表した曼荼羅
ではないかと見える。

  定記の取組みが安定して後、苑主代表の阿闍梨の意楽
日本仏教の伝統を尊重しつつみ教えを建立した開祖の唱え
る世界観に則り、真如み教えの独自性をより強く打ち出し
てきたように見える。その行きついた先に今回の常住讃
制定もある訳だが、その祈りは如何なるものなのか…

                     続く

1 件のコメント:

  1. 上記を書いて丁度一年目の早朝、北海道で震度6弱の地震が起こった。このコメントを投稿している今も地震の第二波の緊急速報を見ながら。先月、山梨の水施餓鬼廻向法要中の流された灯籠の様子が思い浮かぶ。正直ショックを受けている。

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