2021年1月12日火曜日

web配信拝聴メモ①-2021/1/11 正輪会・法憧

  委縮して欲しくない…

多分、そんな所だろう。親苑のある立川市を含む一都三県への緊急事態宣言発出や、前回の投稿への、教団からのメッセージとして、この法憧(真如苑では法要の際、教団職員が語る、一般的に言う法話。担当職員により内容は様々、時事や教団の動向、体験談などを交え多岐にわたるを一言で表すと、こんな風に思える。今回これを語った企画・広報所属の職員は、新型コロナ・政府分科会の尾身会長の「正しく怖れる」という発言を引用、現在教苑活動において感染者は出ていない事を述べ、最後に苑主代表の言葉の深さをわかって欲しいと締めくくった。

 昨年の緊急事態宣言解除以降、真如苑は感染予防策を実施の上活動を再開、定例法要や大祭のweb配信の実施、リアルの修行の完全事前予約化(現在、予想される参座者の人数によっては予約なしでも参座できる場合もあり)により、感染者が出た場合の追跡・連絡体制の強化、依処における、3密など感染リスクの高い行動の回避は勿論の事、読経は全員黙読を徹底、参座は前後左右に1互いに1m程度の間隔を空ける等の対策を実施、以前提言した団参の中止や家庭集会のオンライン化も行われている。

感染対策を徹底し、感染拡大に歯止めのかからない社会状況において、宗教団体としてここまで活動を継続してこられたのは、各位の取組みとみ力の和合の結集と思う。


 だが、この取り組みを継続するだけで良いのか…。目下、毎日4ケタ台に上る感染者が検出され、日々、日本の医療体制を押し潰さんばかりの、国内における爆発的感染は元より、感染力の強化や、開発中のワクチンの効果が疑問視される、数世代以上の感染を経由して変異したコロナウイルスが、既に日本に上陸したとみられる現在、今後も活動の継続を目指すならば、むしろ依処の中の方が安全と言えるほどの対策を目指すべきではないだろうか?。現代の建築で造られた真如苑の施設において、感染症対策における最大の弱点を上げるとすれば多分、ハメ殺しの窓による「換気の不自由」ではないかと思う。


 コロナ禍による不況が叫ばれ久しい。失業者は確認されるだけで200万人を越えると言われ、感染拡大の主たる原因と目された業種を中心に、経営力や継続の意志を枯渇させ倒産する法人が後を絶たない。おおっぴらには発信されていないが、真如苑も活動人数の制限による減収や、感染予防対策の費用負担の重さに追い詰められつつあると見るべきだろう。個人レベルでは厳しい警告を提言してきた自分だが、勿論、教苑各位の委縮を目的としていた訳ではない。新春、苑主代表から、目下改築中の発祥第二精舎の今秋の落慶が発表されている。各位和合で一つに、ここを目指したい。


南無真如





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