2014年11月21日金曜日

おおぞら地蔵建立の経緯 -2014年9月法前供・事務局M局員の法憧より-

 先日9月28日、真如苑応現院法前供の法憧にて、これを担当した教団事務局職員M局員により、機関紙・親苑時報8月号の
「苑主瑞教」(2014年7月下旬発行)で正式発表された
おおぞら地蔵入魂の儀』にて開眼される地蔵尊の製作に、
以前より「せんとくん」のデザインで著名な東京芸大大学院教授の彫刻家・薮内佐斗司氏の起用の経緯が語られましたが、これを
拝聴するに私の疑念(と言うより違和感)が氷解すると同時に、
私のおもひも、先日27日に噴火した御嶽山の様にこみ上げる
物が沸いて出て来た様に思いこれを認めた次第です。

法憧の内容ですが…
予て教団内に「応現院境内に地蔵尊が必要」との認識が
共有されていた所、ある時苑主代表の

   「藪内さんの様な方に作ってもらえたら」

の言葉を聴いたM局員が、教団内の伝手(薮内氏と近い
悠音精舎勤務の教団職員11/7生まれ)を辿り薮内氏にこれを
依頼したとの事。しかしこのM局員の奔走は、実態としては
組織内における独断専行であったらしく、M局員自身がこの
法憧において

    「後から叱られた」

と述べており、苑主代表から「動いてくれた事への感謝」と共に

    「もう少し沢山の人と話し合ってから
    話を進めた方が良かったのでは?」

と、M局員への言葉があった事から、苑主代表はおそらくは
M局員の行動を対外的な面から追認せざるを得ない状況に
なったのだろうと思われます。

 キモカワと表現される作風せんとくん製作者決定プロセス
地域マーケティングの為のゆるキャラであれば、話題になって
経済効果が出ればそれでも総てが許されるでしょう。しかし、
ここで刻まれたのは、応現院を訪れる人総てを迎える真如苑
の尊格(ほとけさま)です。同尺度で判断する事ではありません。

 M職員は当日の護摩の法要の際、御導師様の修法を手伝う
役目を拝受していました。そんな方が苑主代表の心の奥を
少しでも理解しようとせず、独断専行に走ってしまう事に一教徒
として危うさを感じます。かつて開祖・伊藤真乗が述べた

  「私に仕える様に教徒に仕えて下さい」

との言葉も、教団職員が社会的均衡を欠いた行動を戒めたもの
と愚考します。

 伊藤国際教育交流財団の評議員も努める薮内氏ですが、
おおぞら地蔵様を刻む上で本当に相応しかったかどうか?。
苑主代表の「薮内さんの様な方に…」との発言も芸術家として
藪内氏ではなく、彫刻家としての業績や、財団評議員としての
取組みを指したのではないかと愚考します。
苑主代表の言う様、(不特定多数の一般教徒を含む)もう少し
沢山の人と多様な角度から話し合ってから話を進めた方が
良かったのではないでしょうか?。せんとくんの時の様な非民主的な密室プロセスでこの様な問題を決めてしまって、果たして
良かったのでしょうか?。

 おおぞら地蔵様は8月22日入魂の儀を済ませ既に真如苑の
みほとけさまとして確立しています。この様な前日譚が一ヶ月も経ち地蔵尊の存在が既成事実化されてから明らかにするとは
まるで国家官僚が国民の反対意見を封じる政治的手法の様な
振舞いを教団が執った事、M職員の、この件に対して苑主代表
がM職員に取った態度を以って法憧を「聞き上手」という講題に
て実態をオヴラートに包み、苑主代表はじめ全教徒に懺悔
欠片もない態度を大変残念に思います。

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