2011年3月30日水曜日

常住祭併せて東日本大震災衷心廻向法要、被害鎮静・被災者安穏大護摩供とツイッター事情とか

 そろそろ皆さん、お待ちかねのようなのでブログの
更新をしておく。節電モードではあるが一応の平静を
保ち、大祭も震災へのメッセージを打ち出しつつ執行
される。参座の様子も、悪く言えば毎度の事なので…。


3月15日の法要以降、総親さま両童子さまのみ像は
どこか憔悴しているように見える。(信じているから?)
法要中も余震があり、中継モニタの画像も揺れている。
おそらく、護摩壇の上に吊り下げられている大きな装飾
(あれなんていうのだろう?。)も揺れていたのだろう、
事務局より、登壇の職衆のひとりが上目遣いに気にして
いる様子が伺える。確かにあれが落下したら…。


御親教、最近はダイジェストされる事が多く、話の前後が
見えない。USTREAMとは逆の発想。御瑞教については
You Tubeにゆずろう。


 Twitterに新たなハッシュタグ#han_enが定められた。
これを検索すると真如苑に否定的な人達の意見を知る
事ができる。Twitterに出てきた真如教徒は、この様な
声にも耳を傾け、積極的に対話するべきだと思う。




当日の様子はこちら



2011年3月28日月曜日

大願(その二)

 その晩の興福寺、西金堂…。


堂内に灯明が点っている。


 僅かな幾つかの明かりだが、それでもみ像の姿が充分にわかる。
天龍八部衆。阿修羅をはじめとする仏法守護の天部の神々。
その阿修羅像の前に対座している漢が独り。胡坐をかいている。
合掌するでもなく、眼を見開いて阿修羅像を見つめている。
運慶である。「自分はこの阿修羅と同じじゃ。」
自分にも三つの貌、というか心があると思う。



 仏法を至心に仰ぐ己
 市井にあって欲を掻く己
 仕事の場で我を張る己


 救いを求める己
 財物を求める己
 仕事を求める己


 仏道を歩む己
 商人としての己
 匠としての己



 仏師という仕事は、匠であるだけでは務まらない。み仏の悟りの
世界やご内証の例え一端でも掴まなければ、真の仕事を成す事
は叶わないと、いつしか運慶は考えるようになっていた。
 匠の師としての父である康慶から、奈良仏師の先達達が仕事の折々に、指図の僧侶から伝授された、尊い口伝・儀軌の一つ一つを伝えられる度に、身の引き締まるように尊く感じてはいる。
しかしそれは例えて言うなら、み像を寄木で作る時の欠片とでも
言うようなもので、逆にそれらを知る事で、その奥にある「何か」
への道程をかえって、とても遠いものと思えてしまうのだった。
 しかし、興福寺内での仏師という立場は、むしろ世俗的な雑事
にとても近く、さらに所帯まで持っている身ではとてもでは無いが
仏道修行に専心するという訳には行かない。奈良仏師の伝統の
総てを継ぎながら、運慶自身は行き詰まっていたのだ。




2011年3月25日金曜日

真如苑がTwitterの世界に…(その2)

真如苑がTwitter公式アカウントを立ち上げて
既に10日余り。ここまでの教団フォロワーの
動きを注視している。中には教団アカウントのみ
フォローした挙句、フォロワーの獲得もないまま
ツイートを非公開設定にして、まるで自閉症の様な
状態のアカウントも見受けられる。公開リスト
「沈黙を守る真如教徒」(*1)を作成し彼らの
様子を見守っているが、500人近いフォローをして
全く呟きがないのは不気味でさえある。Twitterの
デフォルトのプロフィール画像が「卵」であるのは
真如教徒にとって象徴的ではある。自己紹介を書き
プロフィール画像をアップロードし、早く殻を破っ
て出てくる事を心から願っている。


彼らは教団がTwitterを始めた事の真意をどれだけ
理解しているのだろうか。真如苑は今までネット上
での評判に対してほぼ、沈黙を護って来たと言える。
むしろ放置していたに等しい。結果どうなったかと
いえば、現実世界におけるお導きが非常に取り組み
難い事になっっている。教団は継主さまを先頭に
融和のメッセージをそれこそ最大限の努力を払って
発信し続けているが、教主さまの時代の成功事例が
記憶に色濃いのだろう、取り組みがマスメディアを
中心である事は否めない。真如苑アウトライン等、
一部の先駆者が非常に活き活きとインターネットで
活動してはいるがソーシャルメディアの、Twitterの
世界は、真如苑にとってまだまだ未開の地なのだ。


教団アカウント立ち上げ以前からTwitterで真如教徒
である事を明らかにしてきた人々を「先達」(*2)
と名付けた公開リストでフォローしておいた。今後の
便にして頂ければ幸甚である。




先駆者のサイトを紹介しておく


真如苑wikiぺディア 真如苑アウトライン


この二つはともに@Shinnyo_OutLine の運営




その他にTwitter上での関係構築について参考になると
思われるブログをひとつ紹介しておく。


くんかくんか、ばう!


一日も早く、真如教徒がTwitterで多くの人と対話する事、
真如継主さまのTwitterアカウントが立ち上がる事を願って


合掌

(*1)tweetを始めた、プロフィール画像をアップした等の
変化が見受けられたアカウントからこのリストでの
フォローを外させていただきます。

(*1)(*2)リストのフォローはTwitterにログインして行ってください。

2011年3月21日月曜日

春季彼岸会併せて東日本大震災衷心廻向法要

 やや弱い雨が降っている。風も少々。午前中の
計画停電が回避された為か、多くの人出がある。


 東京都下・立川市泉町の真如苑・応現院では、
「春季彼岸会併せて東日本大震災衷心廻向法要」
が、行われた。東門から入り駐輪場前へ、食堂裏手
の自動販売機で缶コーヒーを一杯。一服つけて食堂
を抜け境内へ、弁才天堂のガラス戸越しに中で修法
の姿が見える。護法の神々へご挨拶の後、本棟一階
のエントランスに入る。奥のエレベータの混雑が見える。
 計画停電が回避されたとはいえ、地震の影響で節電
が呼掛けられていると言うのに、エレベータ脇の階段で
上がる人はほんの僅か。まあ、法要の為に帰苑して
最初にやる事が「缶コーヒーで一服」な私が人の事を
言えた義理ではないのだが…。


 今日のメイン式場は二階「如来の間」。彼岸会のような
準大祭には、全幅一丈六尺(4.8m強)の涅槃像が安置
されている、ご宝前が使用されるのだが、おそらく節電の
為だろう、同じ涅槃像が祀られている、より小規模な部屋
が選ばれていた。(*1)


 真如継主さまのご入場、法要が始まる。読経の中に
諸精霊の供養。理趣経、大般涅槃経如来性品…。
不動明王慈救咒、地蔵菩薩咒、ご讃題をいつもより
多い回数唱えた…。


 継主さまのお話。不動明王慈救咒、地蔵菩薩咒、
ご讃題をいつもより多い回数唱えた理由。被災地への
応援など。6/9(*2)に配布する予定の陶仏(地蔵菩薩)
の紹介。地蔵菩薩は曼荼羅の中では、身を荘厳しているが、
いざ衆生の救済に赴く時は、身の荘厳を離れ、釈杖を
突き、どこへでも行く…。「被災地の復旧や援助に取組む
べき」との声には現在、被災地への援助に取り組んで
おり、今後も継続して取り組み続けるとの事。


法要後、三階ご宝前から、二階のメイン式場まで階段を
通じて放送用ケーブルが伸ばされていた。設備的には
例外的な措置となっているらしい。


 ある意味、この地震で一番影響を受けたかもしれない
行事が、智流学院(*3)の3/13に予定されていた
修了・卒行式。4月の入行・進行式と合併との事。
来週の真如教主常住祭は無事に行われるのだろうか?。


 退苑する。一階エントランスは今回の地震の義援金の
募金や、亡くなった方の供養の申し込みだろうか、ごった
がえしている。いつもなら営業する食堂も、食材が入らない
そうで、只の休憩スペースとなっている。節電の問題も
ある。速やかに帰宅しよう。無事に今日の法要に、立ち
会えた事。文筆を生業としていた先祖への想いを深くする。


合掌




以上は、いわゆる「信じている者」の内面です。読み苦しい
所がございましたら申し訳ありません。どうかご容赦下さい。


当日の様子はこちら


(*1)3/15に行われた
「常楽会併せて東北地方太平洋沖地震復興祈願」
と同じ部屋。


(*2)教導院さま祥月ご命日、立川市柴崎町の
新装なった発祥精舎への、地蔵菩薩さま(現在
応現院に安置)遷座の予定。

(*3)「真如苑の教師」を養成する学校

2011年3月20日日曜日

大願(その一)

「親父殿」
「なんや」
「慈悲とは何やろか?」


 忍辱山円成寺へ謹刻の大日如来像を納めた帰途、以前から
繰り返していた問いをまた、運慶は師匠でもある父に投げかけた。
まるで童のような問いに康慶は一瞬詰まったが…、


「奈良仏師の伝燈は総てお前に授けた。もう教える事はない。」
「えっ!?」


意外だった。奈良仏師の伝燈は成朝が継ぐとばかり思っていたし
いわば傍流の自分にその様な出来事があるなどとは…。
まるで、突然重い荷を背負わされた様だった。




 この仕事にかかってから、み像を納める今日までの一年近く、
それこそ真剣白刃の息詰るような毎日を御仏への祈りの中過ごし
て来た。今まではずっと父の助働きをしていたのだが、何故か
今回に限っては「最初から、全て、お前がやってみよ」という事
だったのだから。今までしてきた事を思い出しながら、少しずつ
手探りで進めていく。ものを切る、削る、刻むといった仕事は
油断がならない。仕損じれば、やり直しが利かないかもしれない。
かといって、迷いを生じれば刃を進める事は出来なくなる。だから
尚更時を費やす事にもなったのだ。刻み終えた時はごっそりと
それこそ精魂尽きたようだった。




 「この仕事を運慶への試しの場とする」


 大日如来像謹刻の話が来た時、康慶は即座にそう決意していた。
そして自分は刻む事意外の仕事(現代でいう所のマネジメント)に
徹し、運慶の仕事を今日まで見守ってきたのだ。刻み終えたみ像を
見て、康慶は自分の決断が間違っていなかった事を確信した。そし
て、台座蓮肉裏に「権実二類」の「実」の字を以って


 「大仏師康慶、”実”弟子運慶」


と墨書した。いわば御仏に対して


 「私、仏師康慶はこの仕事を以って、運慶を真の弟子と致します」


と述べたのに等しい。運慶を「真の弟子」と表沙汰に出来ない所に
康慶の苦悩があったのだが…。

2011年3月19日土曜日

発露懺悔

WikiPediaにおける「真如苑」の記述、ネットに書き込まれる
「教徒」と「普通の人」の、「反苑の会」サイトや
ツイッターにもある諸々の誹謗中傷…。

内に眼をむければ、導きの親と子のトラブルが
時には教団内の移籍につながったり、必ずしも全ての
教徒が良好な関係を保っているわけではない現実。

在位二十年を迎えた継主さまの道のりも例外ではなかったし、
(そういった出来事が聞えて来たり、稀に見る程度には
近い所に居た事もある。)
総親さまの道びらき(教団創立)の歴史を振り返れば
この教えが始まったと同時に、こういった苦悩も
生じている事は明らかである。

真如苑も、他との関係に悩み、傷つく、(時として傷つけて
しまう)「人の集団」である事に変わりは無い。

私もひとつ、明らかにしなければならない事がある。
以前私は、当時経親だった父の勧めで、当時付き合いの
あった人々を10名、自分の所属として本人の断り無く
教団に登録してしまった。み教えにおける私の修行を
進めようという、父の心に負け(情に引かされた面が
大きい。決して気乗りはしなかったが)結局元々取組む
意思に欠けていた事、「一般の人達」と「信じている自分」の
ギャップに当惑したまま、その人たちへの教えの取次ぎに
取組む事も出来ず別れたまま。自分でも大きく後悔する事
になり、後にネットに問題の書き込みを見て大きく驚く。
今でもこの件のツイートを見ると慙愧の念に苛まれる。

総親さま、両童子さま、継主さま、護法善神さま、
教団の関係各位の皆様、そして私の行動によって
誤解、迷惑など色々なものを蒙った方々、ここに
私が記した事によってもしかしたら過酷な目にあう
かも知れない全苑教徒の皆さま。
ここに深くお詫び申し上げます。

なおご本人に無断でしてしまった登録は、既に私の責任で
抹消させて頂いております。

本当に申し訳ございません。

合掌

2011年3月17日木曜日

真如苑がTwitterの世界に…

真如苑が公式にTwitterアカウント@shinnyoen_infoを立ち上げた。
今回の地震(東北太平洋沖地震)でSeRVの災害援助や
教団の動向を発表する為のチャネルとして使用するようだ。
みるみるうちに多くのフォロワーがつくが…。

今回の地震を反映して、ネットの世界も少々荒れている。
デマ、不安の表出、非難誹謗中傷…、決してそれだけでは
ないのだが、いや、だからこそ初心者がネットの世界に
入っていくには、若干難易度が高い時期かもしれない。

「教団が公式アカウントを立ち上げたから」
そんな理由で始めたのだろう。このアカウントのフォロワー
にはTwitter初心者が多く目立つ。
実際、Twitterのテンポについていけない人も多いようで、
なにを見ればいいか判らないという声に対して、「ここを参照」と
@shinnyoen_info 自アカウントのブックマークを自分の
tweetにのせている。

Twitterは、今日はじめたからすぐにその効力を発揮できる
ものではない。毎日の呟きのやり取りを積み重ねる事により
多くの人々との関係を少しづつ構築するものだ。
現実世界のネームバリューを持つ人や、ネット上での企画力に
優れた人が、短期間に多くのフォロワーを獲得する例もあるが、
一般人にそんな事は起こりえない。わかりやすくいえば
「普段のおつきあい」が大事なのだ。

「災害関連情報」という当面のニーズに応えておく事にしよう。
以下を参考にして欲しい。



earthquake(*1)


 公開リスト。今回の地震に関連した
公的機関や放送局等の公式アカウントがフォローされている。
地震詳細はTwitterヘルプより入れるTwitterブログを参照されたい。



災害情報お奨め(*2)


その他に私@NamonaiMattoが有用と思われるアカウントを
公開リストとして集めておいた。以下に概略を記す。

 




被災地への電力供給のために、地震発生直後から節電を呼びかけている
有志グループ。自分達の活動を「ヤシマ作戦」と呼称している。
 は活動の広報用アカウント、は計画停電のスケジュール
をアナウンスするbot(プログラムによる自動tweet)アカウント、 はこの
活動の発起人のアカウントである。
活動の賛同者のtweetをハッシュタグ#48MAでTwitterから検索する事ができる。
「ヤシマ作戦」については特務機関NERV を参照されたい。





GoogleJapan及び、GoogleMapJapanの公式アカウント。Googleは
東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)を起こし協力している。


紹介したアカウントが、この地震を機会にこの世界に入ってきた
人々のお役に立てば幸いである。


(*1)(*2)公開リストはTwitterにログインした上で利用して下さい。



ソーシャルメディアの世界で多くの人々と手を取り合い
豊かな世界にむけて歩んでいきたい。

合掌