2014年10月16日木曜日

「真如苑立川総本部教団職員傷害事件」について③

 10月15日常楽会。毎月15日はいわゆる釈尊の月命日でも
あり、世尊遺言の教えとされる大般涅槃経を信奉する真如苑
では常楽会が行われる。朝方立川は曇り、午後から雨が降る。
苑主代表のお出ましは無し。既に10月17日(現地時間)に
行われるヨーロッパ記念法要への準備に入っておられるそうだ。

 特に進展のない限り、傷害事件の件はこれで最後にしよう。
余計な活気も生まれているようだ。
 ブログ4件も充ててこの事件を扱ったのは、これが他人事
ではないと感じたからだ。場所や時刻を考えれば、現場及び
その周辺地域にいた教団職員は言うに及ばず、一般信徒、
周辺住民、近隣施設に通う児童生徒、通行人等、多くの人々が
危険な状況にあったと考えられる。それに真如苑の施設は開放
されたスペースなら、誰でも入って申し込み用紙の一枚ぐらい、
簡単に持って来る事ができる。最後に憶測というより妄想
だが述べておく。容疑者氏は実はアンチの一人で、総本部の
代表に会おうとしたのは、私(まめぞう)の発言を止める為で、
彼らは私を教団職員の誰かと思っており、だからこそ件の職員
が刺される事態となったのではないだろうか…。
 はっきり行っておく。私、まめぞうは真如苑一如社グループ
各財団等のどの法人についても従業員として所属していない。
唯一、一般教徒として所属しているに過ぎない。そして匿名の
一般教徒として発言している。故に教団事務局に如何なる
働きかけをしようと、私を止める事は不可能である。ついでに
申し添えておけば、10月4日斉燈護摩当日には、苑主代表は
既に山梨別院に現地入りしており、いくら立川の総本部を訪れ
ようと、絶対に面会する事は出来なかった筈であり、苑主代表
不在を把握していなかった容疑者氏は、それ程には教団の
年間スケジュールを理解してはいなかったと言える。

 先月下旬に発行された教団機関紙「親苑時報」10月号に
昭和12年、開祖が立川航空神社にて火生三昧の法を修した
際、行の直前に霊祖の突然の不調の報に応じて更に祈りを
深めるエピソードが苑主代表の発言として掲載されている。
修法の直前に突然のトラブルの報…。苑主代表には何か
予期する所があったのだろうか?。件の被害者職員が
慧燈院出入りしているなら、おそらく苑主代表に比較的近い
信任の篤い職員である可能性が高いと思われる。その様な
職員が傷害事件に遭ったとの報が、重要な修法の直前に
入ってきたとなれば、それは苑主代表のみならず当日の法要
関係各位全員に、一旦は驚愕をもたらした事と思う。その驚愕
から如何に不退転の覚悟を固めていかれたのだろうか…。

 大般涅槃経聖行品に摩訶迦葉が

『…私は自らの皮を剥ぎて紙となし、血を刺して墨となし、
髄をもって水となし、骨を折りて筆となし、この偉大なる涅槃経
を書写し、教論通利ならしめ…』

と、自らの決意を披瀝する場面がある。この凄惨な表現によって「真実は苦難を通じてでなければ伝わらない」と述べられている
と私は解している。今回の斉燈護摩2日目の雨や、この事件を
通じ、自分自身内なる悪を見つめ、不動の覚悟固め進んで
行きたい。

南無真如

2014年10月11日土曜日

「真如苑立川総本部教団職員傷害事件」について②

 10月11日正輪会。台風19号が来る前の最後の晴れ間に
なるかも。苑主代表の御導師により十一面観世音様への供養
が行われる。行者は修法により本尊と一体となると言うが、
不退転の覚悟を定められた苑主代表もきっと十一面観世音様
と共に祀られている四天王の守護に預かるのだろう。

 前回の続き、供述②

けがをさせたのは間違いないが人とは思わなかった

について。個人的な印象の話になるが、どちらかと言えば自分は
真如教徒の中でもその規範からの逸脱の度合いが大きい部類
に入るようなので、信徒のコミュニティの中でもどちらかと言えば
「困った奴」と見られがちの様なのだが、これを教団職員に向けた
時に返って来る眼差しを「人とは思えない」と思われている様に
感じるのが常である。件の容疑者氏も自身を「精神障害者」として
警察に相談に行った位であり、供述を「意味不明」と報道されて
いる事から、(もし元信者であった事が本当なら)教団職員の
奇異の視線に向き合う事もあったのではないか。この様な視線を
向けられ続けたとすれば、向けられた方も相手を奇異に感じる
のだはないだろうか?。こう考えてみるとこの様な状況を生む
雰囲気が何故生じるのかが少しは理解できる様に思う。

 供述③「意味不明」について、教団と警察当局がどの程度
綿密に情報交換しているのか不明なのだが、事情聴取を担当
する警察職員はどの程度宗教や真如苑に明るいのだろうか?。
容疑者を「元信者」と確定する以上、警察から教団への
所属の有無の問い合わせ位は必ずあった事と思うが、公式か
非公式かを問わず、警察当局が供述情報を教団へ漏らして
その内容の意味を確認するとまでは思えない。それだけに
本当に意味不明な供述なのかどうか?。案外一般教徒が
さらっと聞いてみたら犯行動機の核心に迫れるかもしれない
とも思うのだが…。教団内の通達でも「意味不明」との取扱い
なので、裁判の傍聴でもしない限りこのまま供述内容も日の目
を見る事はないのだろうし、きっと教団としてもこれを成り行きに
任せたい意向なのだろう。

 今の所自分は奇異に見られたからと言って人を刺したいと思った事はない。しかしもし「ペンは剣よりも強し」が真実であるなら
筆(言論)によって教団事務局を斬ろうとする自分の方が、
ある点件の容疑者氏より余程罪深いのではないだろうか…。


2014年10月8日水曜日

「真如苑立川総本部教団職員傷害事件」について①

 10月8日弁才天供。真如苑応現院境内は、白い舗装からの
照り返しに火照った膚に秋風が心地よい。法要は10時半開始、
まるで10月4、5日の事件などもう忘れられたかの様に粛々と
進行しているかの様に見えたのだが…。

『(斉燈護摩は)野外の護摩なので、
      来年も雨が降ろうが外でやります』

 これは本日の修法後の苑主代表の発言だが、実際に当日
血の雨が降っているので、自分には『どんな雨が降ろうが』
と言う意味に聞こえた。法憧の教団職員も直接事件には
触れず、苑主代表の不退転の決意を語る内容。

 教苑だけでなく、世間一般でも容疑者逮捕以降、新しい報道も
無い事からこの件への関心は急速に薄れている。しかし…
 ある漫画家さんの作中の決め台詞ではないが因果の理法では起こった事には必ず理由があると言う。この事件(事象)
には一体どの様な因と縁があるのだろうか…。

 容疑者男性の供述を伝える報道は要約すると以下の通り。

①「総本部の代表に会おうとしたら男性が通ったので刺した」
②「けがをさせたのは間違いないが人とは思わなかった

③意味不明

 まず①について、勿論言うまでもなく「刺す」のは論外だが
「一度は苑主代表と直接会って見たい」と、総ての教信徒が
多かれ少なかれ一度は思った事があるのではないだろうか?。
 戦前よりの教団確立期、開祖・伊藤真乗とその家族は
文字通り総てを投げ打ち真澄寺を建立、そこに住み済世利人
に取組んだ訳だが、その信仰生活には一部のプライベートも
なく、つまりは誰でも開祖霊祖に会い、その言行や人柄に触れ
当時の教信徒各々が大きな影響・成長した事により教団の
人的基盤が確立、今日の真如苑の基礎を築いたと言えよう。
 しかし振り返って、今日の苑主代表と不特定多数の教団職員
ではない在家一般教信徒との関係はどうか?。苑主代表の
諸活動はワールドワイドでグローバルなものになり開祖
存命中から既に代表と一教信徒が個人として接する事など、
物理的に不可能。「夢のまた夢」といった状態にあった事が
既に「教化の浸透」の上で大きな障害となっており
昭和42年の霊祖遷化後の教団における課題だった事は
平成元年遷化した開祖の遺言「定記」にも明らかな所である。
 こういった現状を打破する契機として私が期待したのが
東日本大震災の折から教団において活用されたTwitterだった
のだが、今日に至るまで教団外でのコミュニケーション手段
としては非常に消極的な利用に留まっている。(私は以前
このブログにおいて苑主代表のTwitterアカウントの立上げ
の要望を述べた事があるのだが、私は現在もその要望を
持ち続けている)
 こんな事を述べると他の教徒の方から「救いの霊線を信じていないのか」、甚だしい場合には「教えを信じていないのか」等と
ご批判を頂く事が多いので特にリアルでは話す事は少ない。
 また、教団もこういった個別のメッセージについて只「皆さんの
言葉を独り々々聞いております」と紋切り型のコメントに終始し
それらに対して教団としてどの様に感じたか、どうするか不明な
まま終わらせたり、「おもひ」の受け取りを真如霊界に仮託して
話を切り上げてしまうのが常である。こういった状況の中、
多くの教信徒は教団が用意したメッセージのやり取りにのみ
希望を託し、本当のおもひを明らかにしなくなっている。
 こう考えると件の容疑者氏の「代表に会おうとしたら」という
言葉にほんの僅かだが理解できないだろうか?。何を伝えようと
したのかも解らないし、刺すのは言語道断だけど…。 

2014年10月5日日曜日

真如苑立川総本部教団職員傷害事件顛末


 2014年10月4日、突然仕事の日程が変わり、斉燈護摩に
前後半両日立ち会う事ができた。立川の真如苑応現院境内
に入る。まず護法善神に参拝。護摩の日には境内の弁才天堂
にて教団職員が修法の加護を祈念する。こういう時、普段は
大抵開放される弁才天堂の扉が閉じられている。天気は曇り。
別に荒天という訳でもないのに?。

 本堂にて着座。法要開式までの僅かな時間に、立ち会う旨を
呟き、幾つか呟きを検索する。おや?真如苑?刺された?。
何か不穏な気配の呟きが散見される。今はブレちゃいけない…。
法要終了後、「親苑直行バスが諸事情により運行中止」との
アナウンスあり。何事?。改めてニュースをチェック。


 
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2314570.html

http://news.nicovideo.jp/watch/nw1263500



 『ニュース概要:
10月4日午前6時過ぎ、立川市柴崎町一丁目の教団施設
西門付近にて56歳・男性の教団職員が施設に入ろうとした所
見知らぬ男に背後から腰部を刺され都内の病院に搬送された
との事。逃げた男は50歳位で、身長は約170cm、白いYシャツを着ていて、オレンジ色の自転車で逃走した。警察でこの男の行方を追っている。刺された職員は重傷ではあるものの命に別状なし「刺した男性との面識はない」との証言から、立川警察署は
計画的犯行と見ている』

 ニュース動画を見るに教団施設とは一般教徒立入禁止
慧燈院」の事を指すようだ。すぐ裏には保育園、諏訪神社。
事件現場を挟んで向かいには中学校がある。
一般信徒の安全の為、明後日まで親苑での諸活動や
立川駅前の早朝奉仕は中止となった。
 今朝、応現院・弁才天堂で祈念していた職員も、これを畏れて
扉を閉めていたのだろうか?。著名人の詮索以外に、夜になっても、これ以上事件の伸展についての報はなかった。

 2014年10月5日。接近してくる台風18号の影響で、立川も
現地・真如苑山梨別院も雨。斉燈護摩は野外での修法なので
御導師様以下、教団職員からご奉仕者、現地参拝信徒に至る
まで全員が雨に濡れての法要となった。立川で現地からの中継
映像を見る限り、雨天による水濡れ(と、おそらく寒さ)以外に
目立った障碍は見当たらず、法要は無事終了したようだ。
 しかし立川の事件を意識してか、法要終了後の苑主代表の
コメントにも
「この雨は護法の神々のお恵みとばかりも言えない様な」
と、少々微妙なもの。立川では法要終了後の司会教団職員の
アナウンスコメントに早々に
「・・・信徒の皆さんにはご心配おかけしました」
と、事態が収束したかのような発言をしている。中止された
親苑での諸活動も再会されるとの知らせが入る。

ニュースをチェック。容疑者が見つかったとの報。

http://www.sankei.com/affairs/news/141005/afr1410050018-n1.html

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2014100500072

http://www.news24.jp/articles/2014/10/05/07260551.html

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2315088.html

『ニュース概要:
警視庁立川署は5日、本事件の傷害容疑者として立川市内の
元信者男性(51)を逮捕。男は容疑を認めており、
「総本部の代表に会おうとしたら男性が通ったので刺した」
けがをさせたのは間違いないが人とは思わなかった」等と
と供述している。防犯カメラ(おそらく教団施設の物)にも男性
の姿が映っており、男性の自宅から犯行に使用されたらしい
果物ナイフが発見されており警察で鑑定している。
 尚、件の男性は9月に同署を訪れ自分は精神障害者だ
と相談をしており、責任能力の有無について慎重に調べられる
との事

と・り・あ・え・ず、一件落着か!?。